オーストラリアにある洞窟に描かれた不思議な壁画『ワンジナ』。
ニンゲンを描いたにしては、不自然な表現があり多くの謎を呼んでいて、「やりすぎ都市伝説」でも度々紹介されてきました。
ワンジナとは一体何者なのでしょうか?
宇宙人やアボリジニが描いた精霊という説もあります。
ちなみに、2023年8月にはFGO(フェイトグランドオーダー)のキャラクターとしても活用されています…!
というわけで今回は、オーストラリアの洞窟に描かれた壁画『ワンジナ』の正体についてリサーチしていきます!
久しぶりの都市伝説系の記事、ハリキって書いていきます♪
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ワンジナとは一体何なの?
そもそも「ワンジナ」とは一体どんな存在なのでしょうか?
そのルーツを調べるために、アボリジニの伝承をリサーチした上で、特異な容姿からくる宇宙人説についてもお伝えします。
歴史ある伝承と比べて宇宙人なんて突拍子もない発想だと思いますよね?
しかし、そこには奇妙な共通点がありました…。
ワンジナはオーストラリアで伝承される精霊
ワンジナ(=Wandjina)とは、オーストラリアの先住民であるアボリジニの神話に登場する雨と雲気の精霊なんだとか。
そして、アボリジニが他の民族と大きな違いとして、文字を使わない文化であったこと。
彼らは、文字の代わりに絵を描くことによって情報を伝達、伝承していたとされています。
文化的に、西洋人がオーストラリア大陸に入ってきたことによって、天然痘などの伝染病が蔓延。
他の大陸と接点がなかったため、免疫を持たずかなりの人数が病に倒れたのです。
また、西洋人による迫害や虐殺が横行し、アボリジニの人口はは90%以上減少しました。
そういった経緯もあり、現存する文化のルーツを辿ることが困難とされています。
ワンジナが宇宙人と言われる理由
オーストラリア アボリジニのワンジナの洞窟壁画
どう見てもそうですよね… pic.twitter.com/xJG9o6UkIE— 恐怖のダリちゃんねる (@dali_fear) September 1, 2020
アボリジニの伝承では、ワンジナは精霊として語り継がれてきました。
しかし、中にはワンジナは宇宙人であるという研究者もいます。
その理由は、この描かれている人型の絵。
共通点として、口が描かれていません。
そして、大きな黒目。
まるでよくグレイと呼ばれる宇宙人の見た目にそっくり…。
ただ、それだけでは少し早計だと感じる方もいるかもしれません。
ここで出てくるのが、アボリジニの伝承。
「空から来たワンジナが世界中の文明と繁栄をもたらした」
“空”とだけ言うとイメージしにくいですが、“空”=“宇宙”であると解釈することも出来ますよね。
また、アボリジニの伝説の中で『ワンジナ』はテレパシーなどの超能力を使っていたという言い伝えがあります。
そういうところから、テレパシーでコミュニケーションをするので、口が描かれなかったという説が出てきたのです。
そして、このような口のない人型である何者かが描かれているのは、ワンジナだけではありません。
最も有名なのは、トルコの『ギョベクリ・テペ遺跡』この世界最古とも言われる遺跡でも、口のない石像(ウルファマン)が見つかっています。
しかも、ギョベクリ・テペ遺跡周辺では動物の石像も多数発掘されていて、動物の石像にはハッキリと口が表現されているため、人型のそれと差別化していたのは明白…。
全く異なる古代遺跡で口のない人型の何かが描かれたり、石像を作られたりしています。
それは、ワンジナの洞窟壁画とギョベクリ・テペ遺跡だけでなく、アルジェリアのホガール山地やアメリカのグランドキャニオン、インドのチャラマなどでも同じような壁画が見つかっています。
そして、いずれの箇所でもその人型の造形物を崇めています。
しかも、火星の神など具体的に宇宙人を示唆する表現を現地の原住民が語っているのです。
これは単なる偶然なのか、それとも…。
ギョベクリ・テペ遺跡についてはコチラで解説しています。
ワンジナが描かれた壁画洞窟はオーストラリアのどこ?
謎の壁画『ワンジナ』は、オーストラリアは北西部のキンバリー州の洞窟に描かれています。
なかなかオーストラリアに旅行に行っても、観光には以下なさそうな地域ですね。
ただ、観光ツアーは開催されていたようです。
2020年以降はウィルスの影響によって開催されているかどうかわわかりませんでした。
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オーストラリア大陸の特徴!アボリジニの神秘
オーストラリア大陸は、他の大陸と離れていたこともありカンガルーなどの有袋動物を始め、他の大陸と比べて独自に進化した種族が多いと言われます。
それは、ヒトも例外ではありません。
オーストラリアの先住民『アボリジニ』。
彼らは、およそ5万年前からオーストラリア大陸に住み続けてました。
そして、不思議なチカラを使ったり、遥か昔に起こった出来事を正確に語り継いできたと言われます。
先住民の伝承なんて、正確性に欠けると思う人も多いでしょう。
しかし、アボリジニの伝承として伝わる海面上昇や火山噴火や地震、隕石の衝突など如実に記録しています。
それぞれ1万年から数千年前の現代文明とは程遠い時代の出来事ですが、地質学と照合しても伝承の内容が正確なものであると科学者が認めているのですから驚きです。
それだけ正確な情報を伝達してきたアボリジニ。
ワンジナだけが、ただの想像であったとは到底考えられませんよね。
彼らは体験してきた事実を記憶し、壁画に書き記し、伝承してきたと考えるのが当然ではないでしょうか?
やりすぎ都市伝説で紹介されたワンジナの正体
ワンジナ、ミルキーウェイ
から来たらしい🌌『争わず尊敬し助けあうことが大切』
っていうてたらしい。
友達が「アボリジニには争いの概念がなくて、だから侵略されて追いやられてしまった」って言ってたのおもだした。 pic.twitter.com/GdcOFFTSNe
— RISA🌟好きなことで生きていく (@risaworks9) March 5, 2020
『やりすぎ都市伝説』において、アボリジニはもともとテレパシーによって意思疎通を図っていたと言われていました。
アボリジニ・アラーンダ族の長老であるワランガリ・カーンタワラ氏は番組中にこう以下のように語っています。
- ワンジナは突如現れて人類に叡智を与えた
- ワンジナには口がなくテレパシーを使っていた
- アボリジニにもテレパシーを使える者がいる
- ワンジナはミルキーウェイ(天の川)から来た
- ワンジナは人間に争いはせず、助け合うことが必要だと伝えた
こういった伝承が今現在の族長たちに伝えられています。
そして、「やりすぎ都市伝説」では、やはりギョベクリ・テペ遺跡とワンジナ壁画の共通点について述べていました。
それは、口がない人型のモノが描かれたり、石像として作られていること。
そこから、テレパシーによる意思疎通を図っていたことを挙げ、近未来に起こるとされるトランスヒューマニズムに繋げています。
トランスヒューマニズムは、人類が肉体から開放されるという考え方。
簡単に言うと、今の人体に頼らないような脳と機械を融合したアンドロイド化です。
また、人間の意識(脳)をデータベースに直接繋げることで、不老不死も実現できるのではないかとも言われていますね。
事実、テスラやスペースXの代表イーロン・マスクは、ニューラリンク(Neuralink)社で脳とAIの融合の実現を目指しています。
話だけ聞いても、漫画や映画のような内容でなかなか想像できませんよね。
でも、20年ほど前、ワタシたちは誰もタッチパネル方の端末を一人一台持ち、動画やゲームを始めそれ1つで完結している生活を想像していない人のほうが多かったでしょう。
ですから、今から10年後、20年後に、ワタシたちの想像を遥かに超える世界が日常に溶け込んでいる可能性は大いに有り得るでしょう。
古代の叡智と未来の科学技術の融合。
現代はその丁度狭間の時代なのかもしれませんね。
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