宮古島から4kmの位置にある小さい島・大神島。
【大神島は神の島】とも呼ばれます。
この島には色々と不思議な話だけでなく伝説じみた言い伝えや出来事があります。
というわけで今回は、大神島のタブーや怖い事件をまとめていきます。
また、伝説の内容や「行ってはいけない」と言われる所以についても調べてみました!
ワタシも実際に大神島に行ったことがあるので少しだけ体験談も交えながらお伝えしていきます。
ちなみにコチラの記事では、あまり観光とかに触れていません。。
スピリチュアル的な観点が中心の記事ですので、興味がある方のみ読み進めていただければと思います。
大神島ってどんな島?
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大神島について知らない方も多いハズですので、最初に概要をお伝えしておきます。
大神島は、沖縄県の離島として有名な宮古島から約4kmの位置する小さな島。
人口は20名ほどとのこと。
高齢化が進みかなり年配の方が多いようです。
地図で見るとわかりますが、宮古島から橋が架かっている池間島とそれほど距離は違わないですよね。
実際に大神島に行くためには、宮古島の島尻漁港という小さな港から定期便で向かうしかありません。
緊急事態宣言中は1日3便となっていますが、平時は5便の運行があります。
運賃も670円で往復できて割とリーズナブル。
詳細は大神島の公式サイトでご確認ください。
また、大神島では度々祭事(秘祭で祖神祭[ウヤガン]と呼ばれる)が行われており、その最中は基本的に島民以外は入島できません。
もし足を運ぶ場合は、事前に確認をしておくのがおすすめ。
ワタシも事前に電話を掛けて、訪れる日は問題なく島に行けるかを確認しておきました。
これだけ見ると、ただの離島とそれほど変わらないように感じるかもしれませんね。。
ただ、実際はかなり不思議な出来事が起こる島なのです。
実はワタシが大神島を初めて知ったのはYouTube。
と言っても、そのときは自分が実際に行くなんて想像してなかったので『不思議な島もあるんだなぁ。』というなんとなくの印象で島の名前さえも覚えていませんでした。。
ちなみにそれが『うえまつそうのMOYAI TUBE』のこちらの動画。
興味ある方はご覧になってください♪
自粛ムードが落ち着いたら行ってみてはいかがでしょうか?
ワタシはあまり調べずに行ってしまってちょっと後悔したので、事前に一通りリサーチしてから行く方が楽しめると思います!
大神島の伝説
では、大神島の伝説と呼ばれる所以をお伝えしていきます。
伝説とは、キャプテン・キッドの財宝が隠された島であるというのが一般的なようです。
キャプテン・キッドとは17世紀半ばにスコットランドで生まれた有名な海賊・ウィリアム・キッドの通称。
その伝説の中に、日本のトカラ諸島にも財宝を隠したというものがあります。
その島こそが大神島であるのではないかという記事が、1966年にロンドン・タイムスが掲載。
さらにそれをニューヨーク・タイムスが転載し、さらに日本では朝日新聞がニュースとして報じたのです。
それが原因で大神島に多くのトレジャーハンターがやってきて、島民すら入ることを許されていない聖域に足を踏み入れたりします。
財宝が見つからなかっただけでなく、立ち入り禁止場所に足を踏み入れた人が病に倒れたり亡くなるなったりしたことで、より神の住まう島として恐れられるようになったのだとか。
この話を聞いてなんとなくピラミッドで起こったファラオの呪いを思い出しました。。
礼儀を重んじず禁忌を犯す人に対して、不思議なチカラの矛先が向いたと考えられますね。
大神島のタブーと実際に起こった事件
大神島ではタブーとされることがあります。
- 島にあるものは絶対に持ち帰ってはいけない
- 立ち入り禁止場所(聖域)には入ってはいけない
- 秘祭を覗いてはいけない
島にあるものは絶対に持ち帰ってはいけない
まず、大神島にあるものを持ち出してはいけません。
たとえ、貝殻一つでも禁止されています。
よく例として貝殻が挙げられているのですが、大神島にとって貝殻は特別な存在なんです。
沖縄といえば、玄関や屋根の上にシーサーが祀られていますが、大神島にシーサーはいません。
代わりにあるのはスイジガイ(水字貝)という貝の殻。
沖縄で買ったスイジガイを固定して、こんなんできました
漢字で書くと水字貝、火難除けの御守りにされるのです pic.twitter.com/uihi5Y7zTv— 塗り佶 (@Plaster_wall) July 11, 2020
貝殻の形状が「水」の字に似ていることから、火事や水害から家屋を守ると言われ魔除けとして置かれています。
民家に吊るされているのはもちろん、道路の脇に人の顔より大きなシャコガイの貝殻が置かれていたりとなにかと貝を大切にしてる雰囲気は感じられました。
こういったことあり、貝に対して特別な信仰があるように感じましたね。
もちろん、貝殻以外の石や木なども全て持ち出しは厳禁です!
立ち入り禁止場所(聖域)には入ってはいけない
続いてのタブーは、立ち入り禁止場所に入ってはいけないというもの。
大神島には、聖域が多数あります。
島外の人間だけでなく島民すらも入ることが許されない場所。
一体何があるのか気になってしまう気持ちはありますが、さすがにやってはいけませんね。
大神島ではかつて、島の外周を一周する道路を建設しようと工事が行われたそうです。
ですが、大きな岩を砕こうとしたブルドーザーが故障したり、工事関係者が次々に病に倒れたりしたことで中断を余儀なくされたのだとか…。
これもある意味では、立ち入り禁止場所に踏み込もうとした結果かもしれません。
秘祭を覗いてはいけない
そして最後のタブーが、秘祭を覗いてはいけないというもの。
大神島では祖神祭[ウヤガン]という秘祭が行われることがありますが、秘祭というだけあって島民も目にすることはできません。
一般的なお神輿を担ぐようなワイワイするお祭りとは全く異なるものです。
大まかな内容としては、巫女が3〜5日間を水だけで過ごし祈祷を続けるというもの。
それも一箇所に留まっているのではなく、神を降ろし夢遊病のような状態で
ただし島民ですらその姿を見ることは許されておらず、どんなことが行われているのかはわかりません。
ただ、とある大学の関係者が島民を欺き、祖神祭の様子を録音してしまう出来事が起こったそうです。
調べてみたところ、立教大学の河村只雄教授が秘祭の様子を写真撮影したそうで、彼の著書『南方文化の探求』に記録されています。
河村氏は、無事に島の外に出たようですが、怖いのはここから…。
河村氏の撮影した写真に写っていた大司(ウブツカサ)とその家族が次々に死亡。
そして、当事者の河村氏自身も2年後に47歳という若さで亡くなりました。
こういった出来事があったのですから、島民の方々はより部外者への警戒心が強まったのは言うまでもないでしょうね。
なぜ「大神島に行ってはいけない」と言われるのか?
なぜ、大神島に言ってはいけないと言われるのでしょうか?
と言ってもここまで、読み進めてくださったアナタは薄々感づいているかもしれませんね。
先程お伝えした、キャプテン・キッドの財宝が本当にあるかどうかはわかりませんが、人が原因不明の病になるという事故が続発したら『行ってはいけない』と言われるのもなんとなくわかりますね。
また、色々と調べてみたところ、島自体を部外者に荒らされたくないとか、そうされることによって不審な事故や病に罹ってほしくないという気持ちの表れなのではないかという考え方もあってしっくりきました。
今回は大神島のタブーや事件などについてお伝えしてきました。
ワタシが訪れたときは、不思議なことやスピリチュアル的な出来事はありませんでした。
少し天候も曇っていたのですが、とても海がキレイで宮古島の中で一番透明度があり魚もたくさんいました。
ちなみにシュノーケリングもできるので、海に潜るのが好きな方はおすすめです♪
くれぐれも島のルールを守って楽しんでくださいね。
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